コラム

2018.09.15

毛穴マイスターが伝授する毛穴ケア

触るとザラザラしていて、
鏡で見ても白くプツプツ角栓が見えるような皮脂詰まりした毛穴。
きちんと改善するには、お肌に負担をかけず毛穴つまりをきれいにすることと、
これ以上、過剰に皮脂が分泌されてこないようにすることが必要。

でも、その皮脂汚れはホームケアではなかなかキレイに取りきれないもの。
そんな時は、まず水分保湿を。

毛穴に皮脂が詰まるから、自分は脂性肌だ
とお思いの方が多いですが、
実は大半がインナードライ肌なんです。

お肌の中が水分不足の乾燥で、なんとかその乾燥を補おうと
過剰に皮脂が分泌されてしまっている状態。

しかも、皮脂が詰まってしまうと、
お化粧水などをつけてもうまく浸透ができなくなっていますから、
結果、表面まで乾燥してきてしまい、
お肌のキメもなく開いた毛穴にさらに汚れが詰まってしまうことに。

そこで、まず水分をたっぷり与えることで、肌が潤っていると感じ、
過剰に皮脂が分泌されることを防ぎます。

肌表面が潤うことでキメが整うので、毛穴の引き締めにもつながります。
そして、肌が潤うことで毛穴の奥の汚れも、スムーズに取れやすくなるのです。
これは、お茶碗にカピカピになってこびりついてしまったご飯粒と同じ。
無理に取ろうとしてしまうとお茶碗(=お肌)が傷ついてしまいます。

お水でふやかす(=水分保湿する)ことで
いつもどおりの洗い方でもちゃんと取れてくれるようになるのです。

いつもどおりといっても、クレンジング・洗顔はゴシゴシこすらず、
丁寧にたっぷりの泡を作ってしてあげて下さいね。

そして、すすぎは落とし残しの無いようにしっかりと。
その時のお水の温度はぬるま湯で。
熱すぎてしまうとそのお湯で皮脂を取りすぎてしまって、
その後に過剰な皮脂分泌を引き起こしてしまうといけませんから。

最後に冷水で引き締めを☆
お顔のお肌はお茶碗と比べると「毛穴」という凹凸がありますから、
1回の保湿だけですぐに汚れが全部取れるというには難しいですが、
毎日しっかりと保湿ケアを続けてあげることで、
徐々に、でも確実に変化を感じていただけるはずです。

黒くプツプツしてるのに、一生懸命取ろうとしても全く取れてこない、
毛穴に詰まっていた皮脂がそのまま酸化してこびりついているものはもちろん、
ベリベリ剥がす毛穴パックなどの負担で毛穴そのものが色素沈着してしまっている、
いわゆる「ブラックヘッド」は、お茶碗で例えれば茶渋の状態。

この場合はシミ同様、ホワイトニングや酸化防止が必要。
美白系の化粧水などで、5~10分のコットンパックを繰り返してみる
などが、手軽にできるケアの一つです。

タルミ毛穴は鼻横のホホ周辺によく見られ、
ザラザラするような手触りや目に見えて汚れが詰まって見えたりはしないものの、
実際は奥まったところに皮脂が詰まっていることもあり、
それを放っておくと、さらなる老化を引き起こしてしまうこともあります。

しかし、奥まったところの毛穴詰まりは
そうそう簡単に表には出てきてくれませんから、
何よりリフトアップや引き締めが大切です。

毛穴一つでも症状や原因は人様々です。
間違ったお手入れで悪化させてしまってはもともこもありません。

ご自身のお肌をちゃんと理解し、お肌が求めているお手入れをしてあげて下さいね。

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